『スリー・ビルボード』感想文
初めて映画館のプレミアムフライデーのシステム使った。15時以降1100円。
『リバーズ・エッジ』を観ようと思っていたのですが、レビュー読んでたらこっちに興味湧いたので直前で変更した。
『スリー・ビルボード』
原題:Three Billboards Outside Ebbing, Missouri
監督:マーティン・マクドナー
2018年2月1日日本公開
はい、まずポスターがカッコいい。どんな映画なのかパッとポスター見ただけじゃわからないのがいい。サスペンス系……かな?みたいな。
【雑なあらすじ】
・田舎町で何者かに娘(ニルヴァーナのファンっぽい)を殺された母親ミルドレッド(勝ち気で短気)が、いつまでも捜査が進まないことに激おこ
・ミルドレッド、ほとんど誰も通らない道にある3つの看板に、警察へ宛てたメッセージ広告を出す
・それによって警察も激おこ、広告屋、元旦那、友達も巻き込んで大騒動!
広告のたかが3文、されど3文。それによって人々が翻弄される。
とはいえ、娘殺しの犯人は誰だ⁉︎というストーリーではなく、その事件を中心に繰り広げられる群像劇。怒り、復讐心、共感、扶助、許し、一縷の希望にすがる……といった「人間」らしい感情、突発的な行動がうまく描かれている。
起承転結の「転」が3回くらい起こるものの、エンディングはゆるやか。
若干もの足りなさはあったけれど、各シーンを振り返ると「人間」の良いところと悪いところが凝縮されているので、あれ、すごい映画だったんじゃ???となる。純文学みたいだなぁとも思った。
ただ、主人公含む約2名が短気すぎる。マジ短気。感情移入できないこれは(個人の感想です)!
でも、逆にそれが客観的に観られる良ポイントだったのかもしれない。